〔コラム〕市民の活発な文化芸術活動に応えられるホールを(2024/05/17更新)

 山口市では、多彩な文化芸術活動が活発に展開されています。たとえば音楽の分野では、市内の小学校から大学まで、全ての校種からコンクールの全国大会に出場しており、その実績は、過去10年間に14団体、延べ60回以上となっています。

 また、山口市では吹奏楽や合唱のほか、管弦楽や弦楽合奏も盛んであり、ジュニアから大人まで多くの団体が山口市を拠点に活動しています。

 山口市では、大学の音楽サークルも活発です。学生の皆さんは、市民会館での演奏会のほか、商店街やショッピングセンター、イベント会場など市内の随所で演奏活動を行っています。大学があるおかげで、山口市の文化はとても豊かなものになっていると言えるでしょう。

 さて、19万人程度という山口市の人口規模を考えたとき、これほど文化芸術団体の裾野が広く、レベルも高い活動を展開しているというのは、特筆すべきことだと思います。山口市は「音楽のまち」、「音楽の都」として、全国に発信できるポテンシャルを持っていると言えるでしょう。

 山口市民の文化芸術活動は、まちの発展に生かすことのできる貴重な資源だと言えます。築50年以上を経過した山口市民会館は、今日の文化芸術活動の水準に合った近代的な文化ホールに生まれ変わる必要があります。(文責:事務局)