山口市では学校の音楽部活動が活発で、コンクールでの活躍のほか、市民会館で定期演奏会を開くなど、山口市の音楽文化を豊かなものにしています。
一方、学校の小規模化や教員の長時間労働への対策として、部活動改革が進められています。2月7日、市役所で今年度第3回の中学校部活動改革推進協議会が開催されました。公表資料によれば、2年後の令和8年度から、平日と休日の学校部活動を地域クラブ活動へ移行するとされています。
ところで、部活動は「学校」が持つ社会的信用に支えられてきました。部活動に伴う様々なトラブル対応は、単純に地域のボランティアが担えるものではなく、何か事が起きれば、これまで築き上げられてきた文化芸術の基盤が崩れてしまうおそれがあります。
そこで、学校部活動の地域移行の受け皿として、文化ホールの役割がますます重要になっています。お隣の防府市などでは、部活動改革が浮上する前から長年、文化ホールの事業として、地域文化クラブ活動の育成支援を行っています。
① こども合唱教室(児童合唱団):月4回(毎週土曜)
② 弦楽合奏教室(防府弦楽合奏団):月2回(日曜)
③ 吹奏楽教室(防府吹奏楽団):月4回(毎週月曜)
④ 合唱教室:月3回(毎週木曜)
学校部活動改革は、音楽文化の将来を左右しかねない重要な課題です。山口市においても、今後、市民会館やYCAMが地域文化クラブ活動を支えていくことが期待されます。
(文責:事務局)
〔山口市ホームページ〕