山口市民会館の建替えを実現しましょう!


5 これからの山口市民会館に求められるもの

(1)21世紀の文化ホールはまちづくり・ひとづくりの柱です

我が国では、2001年以降「文化芸術基本法」や「劇場法」が制定され、「経済と文化は国の発展を促す車の両輪」という考え方に立って、積極的な文化政策が推進されています。

 山口市民会館にも、こうした文化芸術を重視する時代に対応し、市民の文化の殿堂として、また、まちづくり、ひとづくりの柱として、主体的に多くの役割を果たすことが求められます。

事業

○一流演奏家等のコンサートの鑑賞機会の提供

○市民参加型の文化芸術公演(“第九”など)の企画、開催

貸館事業

○市民、文化芸術団体への創作、練習、発表の場の提供

普及・育成事業

○児童生徒の文化芸術活動の育成支援

○講習会、セミナー、ワークショップ、アウトリーチ公演等

(2)市民会館が学校部活動改革の受け皿となることが求められます

学校文化部活動は、音楽など多くの分野の文化芸術の裾野を支え、文化芸術を愛する多くの市民を育ててきました。現在、中学校の部活動改革が進められていますが、この対応を誤れば、山口市の文化芸術の基盤が根底から崩壊するおそれがあります。次代を担う児童生徒の文化芸術活動を「地域」で支えるためには、育成事業の新設・充実など、山口市民会館が果たすべき役割が今後ますます重要になります

 

(3)市民の文化ニーズに応えるためには、移転・新築が不可欠です

文化ホールは都市の顔、シンボルです。山口商工会議所は、市民会館の亀山公園ふれあい広場への移転を提案されています。ここは約2万㎡の用地を確保でき、美術館や図書館にも近く、公共交通へのアクセスも容易で、優れた候補地の一つと言えます。

山口市民会館の課題は、施設の構造や敷地の狭さにあります。市内の子どもたちの活発な文化芸術活動に応え、優れた創作・発表・鑑賞の場を次代の市民に提供するため、市民会館を移転・新築し、新たな市民“文化”会館を実現することが急務です。

 

山口市制施行 100 周年(2029 年/令和11 年)を目標に

新しい山口市民“文化”会館を実現しましょう!

 

市民並びに関係機関の皆様のご理解、ご支援をお願いいたします